灰塚ダムの建設事業は平成4年の用地補償基準妥結以来の用地買収も概ね終了し、これからは付け替え道路や工事用道路、転流工といった工事が、本格化していくこととなります。
これらのダム事業に対し、かねてから、ソフトハード両面にわたって提案を続けてきたアースワークプロジェクトにとって、諸々の構造物にアースワークの考えを取り入れていくには重要な時期にさしかかっています。
この現状を受け、建設省主導のもと事業懇談会での協議を予定し、現在『アースワーク宣言』草案づくりがおこなわれています。
- 灰塚アースワークプロジェクトの目的の明確化
- 灰塚アースワークプロジェクトの理念と進め方の明確化
- 決定プロセスの公開性、客観性の確保
などを主要項目と考え、国、県レベルのより広範囲なアピールをおこなっていくことを予定しています。
この草案は、建設省、県、町、水没者代表などで組織する灰塚ダム事業懇談会での協議・検討が予定されており、今後の具体的な作業とその方向が注目されています。 |