@ EARTHWORKS NEWS - No.11 '97/12/10
総領町
◇ 林道の設置位置をかえる!?
Click!!  11月26日(水)、総領町木屋地区での『木屋地区整備に関する委員会会議』において、デザインを担当する建築家堀正人氏より提案された、林道の引き下げデザイン案は大胆なものとなりました。
◇ もとの地割りをいかしたデザイン
Click!!  【デザインの主旨
  1. 地割りをいかしたデザインとする
  2. 林道計画を見直す
  3. もとあった畔や段差をいかし、
    曲線を組み合わせたデザイン
  4. 植物の植え方で模様をつくりだす
  5. 歩きやすい管理道
 この会議では建築家の堀正人氏が全体デザインの提案をされ、林道の設置位置の変更など大胆な提案が出されました。
 また、委員の方々からも、木屋大橋周辺を多目的に利用できる場所にしたいなどの意見が出されました。
 ダム対策同盟会での了承を経て、次回一二月の全体会議において詳しく検討される予定です。

吉舎町
 灰塚ダム建設にともなう新しい橋づくりに、アースワークの考えやデザインをいかす方法について協議しています。
 現在、吉舎町の橋へのデザインとして建築家福井裕司氏から写真のような提案がなされています。
 光の町吉舎を彩る提案として、現在検討がなされています。
◇ ひかりの町吉舎をアピールする
 11月21日(金)江の川建設事務所において、橋梁関係の設計会社の方々にも同席のもと「橋梁関係打ち合わせ」がおこなわれました。
 いま最も課題として考えなければならないこととして「社会情勢等によりコスト縮減が言われている時代でもあり、公共事業として世間の理解が得られる物に限り対応する」といった意見が出されました。
◇ どこまで可能なのか?
 夏以降、『アースワーク宣言』をおこなうため準備をおこなっていますが、こういった活動こそが世間の理解につながる方向性と考え準備をしています。
 ただ、それでは間にあわない計画もありますので、どういうデザインであれば可能かということに関して、模型をつくったり、コンピューターでモデルをつくって検討しています。
 まだまだ、課題は多いのが実情ですが、よりよいかたちで実現できるよう検討と準備を続けていきます。

アースワークスクール報告
Click!! 11月25日のアースワークスクールは、国民投票の鈴木満雄氏をゲスト講師に迎え開催されました。
 実際につくりはじめる前に、どんなかたちでどんな内容の美術館にしたいか、模型をつくりながら考えていきました。
◇ 小さな美術館1号完成
 既に一つ小さな美術館が完成しています。
 中の展示はまだですが、美術館はアースワークセンターに設置してあります。気軽に見に来てみて下さい。
 そしてこんな美術館が三つの町の庭先や山の上などいろんな場所にに置いてある様子を想像してみてください。
 わくわくしてしてきませんか?

アースワーク宣言 その進め方
Click!! 11月21日(金)「アースワーク宣言」についての打ち合わせが、建設省でおこなわれました。
 この会議では、今後のスケジュールとして灰塚ダム事業懇談会の開催とアースワークプロジェクト実行委員会総会においての検討、そして最終的にダム事業懇談会での最終決定という大まかな予定が確認されました。
◇ 宣言の内容について
 宣言の具体的な内容は現在検討中ですが、その最終的な重要目的として、『ダム建設事業に関わる関係各機関の意思を統一し、決定のプロセスを明確にすることにより、事業を円滑に進め、地域の発展に貢献すること』が掲げられています。
 この目的を実現させるために、上記のような全体の計画から導かれる重点箇所の設定、周辺整備計画に対するこれまでの活動のまとめなど、3町協力したかたちで内容を検討しています。
◇ 今後の予定
 今後の予定として、12月中旬にダム事業懇談会が開催される予定です。


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