4月30日(金)、灰塚無縁墓地の整備が完成し「完成式・慰霊祭」が開催されました。
完成記念行事の一環として、参加者全員がステンレスのポールを1本づつ立てた後、慰霊祭とモニュメント完成式を行いました。
無縁墓地のデザイン・施工・監理業務は、1997年度事業として、三良坂町からの委託で、アースワークプロジェクト実行委員会で行ってきました。
建築家吉松秀樹氏が設計・管理を担当され、夏のサマーキャンプでのヒアリングに始まり、地元のぞみが丘ダム対策同盟会との数回に渡る協議を経て完成されました。
細いステンレスのポールは、この地に眠る霊と天空とのバイパスのようにそびえたち、まるで光が天地を行き来しているかのような印象を与えます。
墓地の奥には移植したタラヨウの木が、新しく植えられた2本の木をたずさえ、これからののぞみが丘を暖かく見守っています。
ダム対策同盟会の山口会長さんも「気にかけていたこの地の御先祖の慰霊ができた」と喜ばれると同時に、吉松氏を始め多くの関係者の方々の協力で完成したこの無縁墓地を地元で大切にしていかなければと気持ちを新たにされていました。 |