■ 総領こんにゃく |
総領町はこんにゃく作りの盛んなところ。秋に掘った生の芋で作るこんにゃくの味は最高です。生産者の組合『総領こんにゃく』で販売するこんにゃくは町の特産品。手作りする家庭もたくさんあり、丸山さんのお宅も一家で作っています。 |
Q 手作りはいつごろから? |
A 20年以上前からですね。94歳の姑に教わりながら、二人で作りました。今は姑は引退し主人(隆三さん)と一緒に。嫁(慈加さん)も手伝ってくれます。ご近所の方に頼まれるので沢山作ります。 |
Q 芋から育てているのですね? |
A 芋の子ども(たるご)を翌年また翌年と三年植えて、大きくなった芋でつくります。春に植えるまでの芋の保存には気を使いますね。凍みないよう練炭をたいて暖かくしておきます。こんにゃくの色は育った土地の色で黒くなったり白くなったりするのですよ。 |
Q つくり方は? |
A わが家では芋をゆでてから皮をむき、小さく切って水を加えてミキサーにかけます。芋の乾き具合で水の量をかげんします。それを手で良くかき混ぜ、凝固剤を入れ固まってきたら、おわんにとって手で丸く形を整え、熱湯の中に入れて30分以上ゆでます。ゆであがったら水にとって出来上がり。 |
伺った時こんにゃく作りの最中。私も作り方を教わり、ゆでるのを手伝いました。柔らかくてプリプリとした感触。きれいに丸めるのに苦労している横で、丸山さんはてきぱきと仕上げていました。いただいたこんにゃくをさしみにして、酢味噌で食べたらとってもおいしかったです。 |