■ CI計画について |
一口に「ダム」といっても、まだ完成していない巨大構造物の捉え方は、人によって随分と違います。
本年度から、工事も本格化し、見慣れた景色がどんどん変わっていきます。これからのダムエリアについて、関係者でイメージを共有し、そのイメージを外部に対して効果的に伝えるために、灰塚ダムのCIをまとめ、利用法等を検討しました。 |
◇ 灰塚ダムの個性 |
各町の移転集落(田総の里、のぞみが丘、ひまわり集落)の様々な検討会で、ダムや関係地域に対するCIについて協議し、灰塚ダムの個性的なところとして、
- ダム建設によって三つの町がつながれること
- ダムによって失われかねない身近な自然を保全活用しようとしている取組み
- 工事による景観への影響を緩和して、新たな魅力づけをはかる環境デザインや美術活動
- これらを含む再建から創造に向かう地域づくり
を通して交流する町内外の人々などがまとめられました。 |
◇ 全体のイメージ |
ダム建設にあわせて「水と緑と芸術を楽しむ環境づくり」が進んでいこうとしています。
その結果、美しい場所や心地よい施設、きれいな湖などが灰塚ダムの個性を反映しながら、できようとしています。この全体のイメージを共有することが、今回のCI計画の大きな目的です。 |
◇ 活用方法(CI計画) |
そして、このイメージを積極的に活用するための方法を吉松秀樹さん古平正義さんにまとめていただき、前号のニュースのデザインや掲載した内容に反映しました。
今後も、全体のイメージを保ちながら、必要に応じて具体的なデザインを決めていく作業を続けていきます。 |
※ CI(コミュニティ・アイデンティティ)とは? |
CI(コミュニティ・アイデンティティ)とは、地域の個性を言葉やデザインなどで表現し、地域のイメージや雰囲気を形作っていくもので、色やマーク、名称などを決めて関係地域で統一して使っていくことと併せCI計画といいます。 |