【内容】 |
1998年2月24日、午前中に総領小学校での特別授業が行なわれた。演習課題は『1分で町をつくる』で、Nゲージの人形を使っての不思議な授業。
Nゲージの人形(5mm 程度の人形で、鉄道模型などの人型として使われる)を使って、もののスケールを変え、各自の机の上を都市のようにつくっていった。
例えば消しゴムや鉛筆、クレヨンでさえ、Nゲージの人形の前ではビルのようにそびえたつ。窓をつけたり、ドアを描けば、ビルに囲まれた情景をつくりだすことができる。ものを見立てることと、その配置や機能を想定し、作り上げていくことで、いつのまにか子どもたち一人一人で町づくりをおこなっていく。
こうしてでき上がったものを、ビデオで撮影し、フレームによって区切っていくことで、さらに臨場感が増し、モニターに映る町は、不思議でそれでいて非常に楽しいものとなる。 |