Workshop 1996
Guest Artist: KUBOTA Kumiko
窪田久美子
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現段階では存在しないものを捉えようとする試み。
計画されているダムに関して想像を巡らすこと。
「どのくらい大きいのだろうか?」
「風景はどう変化するのだろう?」
未来が現在を支配しているようだ。

モザイクダム(パネルにゼロックス)
 1) ダム堤体の予定地をダム堤体に向きあう位置から写真にとる。そしてダムの堤体によって見えなくなってしまうと思われる部分に、モザイク処理を施す。
これによってダム堤体を暗示するとともにもとの風景も暗示させる。
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 2) これはそのまま、ダム堤体のデザインの提案とすることもできる。もとの風景にあった色彩を用いるので目立たないデザインとなる。
着色あるいはタイルを用いる等の方法が考えられる。

山際に窓を設置する(試作のみ)
  人の住まなくなった地域に小さな窓を設置する。窓は道路に面したのり面に窓枠を埋めこむように設置する。窓にはその山の向こう側の風景が貼りつけてある。山の向こう側を見ているように。できれば、夜間には、窓の中に光を灯すか、窓のガラス面自体をひからせるようにしたい。
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移動食卓(木、土、草 屋外に設置)
  時に野外で、草の上に座り、草の上で食事をとる。
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  ここでは草に、いすとテーブルの上に移動してもらう。そしてさらに、このいすとテーブルを別の所に運んでしまうこともできる。


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