吉松ゼミ成果
榎本久美子
1974年、東京生まれ
多摩美術大学建築学科
作品コンセプト
ひびわれた土地が新たにつくられた環境によって 違った表情をつくりだす。
田んぼとしての過去と、かわいた大地としての現在、そしてダムができることでまたうるおわれる未来。
これらの記憶が重なりあいとけあうことなく存在できるものとして、この作品は、のぞみが丘と、前住みなれた土地の間に置かれる。

酒井麻起子
1975年、東京生まれ
現在、Bゼミスクーリング・システム在籍
作品コンセプト
ダム湖の周りに畳で『散歩道』を作る予定。
そこは部屋なので、靴を脱いで歩きます。
その途中に
みんなのちゃぶだいがあるので一息いれて下さい。
所々にほうきを置いておくので掃除もして下さい。

のぞみが丘サイン計画<斜線制限>
西山太郎
1973年生まれ
現在、京都大学大学院在籍
作品コンセプト
のぞみが丘の交差点に斜線を引きます。
交差点では曲がりましょう。
あみだの終点にあるものは変りません。
だけども、通る道は変わったりしませんか。

川の3D化
吉澤真太郎
1976年、静岡市生まれ
現在、千葉大学園芸学部緑地環境学科在籍
作品コンセプト
三良坂ののぞみが丘のせせらぎ川改修整備計画がある。その内容は住民からのボトム・アップから決まる。そこで改修するところへインスタレーションをし、住民が考えるきっかけ作りをねらいとする。
● インスタレーションの形
竹の素材の特徴を活かして空間をつくる。→川の景観のアクセント・陰により川の3D化。
まだ何もない単なる川に設置することにより、住民の川への構想の第一歩となる。

和田宣人
1974年、横浜市生まれ
現在、神奈川大学工学部建築学科在籍
作品コンセプト
自動車と人、車道と歩道での速度の違うコミュニケーションを考えました。灰塚ダム完成後に、「ウォーキングコース」という歩行者、自転車専用の道路がつくられる計画をふまえて、歩く人間に対するコミュニケーション、柵状に連なった竹に棒をあてながら歩くとメロディになるというものを提案しました。
これが設置されることで、ウォーキングコースを歩き、道草をしたり、一定の速度で歩くのではなく、リズムをつけて歩いたり、そしてそれによって、ダム湖や山々の陵線などの風景も何か変ったものになって感じられることになるでしょう。

ダムを背負って立つ女
鈴木悦子
1971年、埼玉県生まれ
1994年 広島市現代美術館「ヒロシマ アート ドキュメント」にて陸根丙・蔡国強・戸谷茂雄・ジャンニリュック・ヴィルムート等のアシスタントをつとめる
作品コンセプト
ダムを背負ってみました
すると下流に水がドドッと流れて
ポタンポタンと漏水し始めました


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