アートスフィア灰塚 '98 《企画・概要》
- THE SUMMARY OF ART SPHERE HAIZUKA 1998 -
町巡り展覧会

1)作品レンタル 町中の至る所に、素晴しい作品が展示され、地域内外の人が鑑賞できる。
(Bゼミスクーリングシステム、アズビー・ブラウン氏、金沢工業大学)

2)作品ホームステイ  作品登録票(会員証)を発行し、データベース(カタログ)をつくり、3町を始めとした住民の方々に作品を選んでもらい展示・管理してもらう(一人一作品美術館)。芸術祭終了後、その作品が欲しい人は、直接作家と交渉可能で、センターで作品認定書を発行し、引き渡す。将来、まとめて展示をおこなう際は、作品を借用できるよう承諾書をつけるこれらの活動により、地元コレクターが育成が期待されている。

3)作家個展 招待作家として、作品借用と灰塚での現地制作を依頼し、展示想定場所(15ー20箇所)にあわせ、作品展示までおこなう。

4)その他 岡崎乾二郎常設彫刻展

イベント

1)サマーキャンプ

* 芸術祭「アートスフィア灰塚 '98」に伴う事前活動、及び招待作家・建築家との共同作業。

2)「環境文化財 − フィールドワーク活動」

* 環境美術圏に適合できるようなフィールドワーク活動を、中谷礼仁(建築史家)氏と外部参加者とともに行う。

3)『地灸 '98』

* 「地球にお灸をすえ、ツボを刺激する」ことを意図に1996年から実施しているイベント。今年は、上から眺められる広大なエリアに配置を始め正確なレイアウトを行い、一大アートプロジェクトとして実行する【実制作・三良坂町有志、小田貴史(建築家)ほか】。

4)「ひまわりプロジェクト」

* 吉舎町安田地区護岸に整備予定の「ひまわり」畑を利用して、地元住民及び子どもたちによるパフォーマンス開催。

5)ギャラリーツアー及び子どもワークショップ

* 展覧会開催に伴い、作品周辺資料を完備し、地元子ども向けの子どもツアー(外部鑑賞者向けのギャラリーツアー)の実施と子ども向けのワークショップ活動。

6)自生植物レストラン

* 自生植物を管理している地域に、臨時店舗(レストラン)を出現させ、珍しくおいしい食べ物及び心地よい野外空間づくりをおこなう。

7)ほか

* サマーキャンプ参加者による自主制作・企画実践活動など。

発表会(シンポジウム)

1)「交換について」

問 題 提 起: 中谷礼二グループ

コ メ ン ト: 岡崎乾二郎(美術家) アズビーブラウン(建築家/美術家)

概   要: 中心が在りえないことについて、「等」「周辺」「交換(通信販売)」などのキーワードを使いながら検証していく。

対   象: 参加者、主に美術・建築関係者

2)「《アースワーク》という舞台にて」

概   要: 《アースワーク》と称して行っている様々な活動について、その展開と各種の団体とのネットワークづくりの具体的な方法について協議。

  招待ゲスト: 宮岡秀行(スタジオマラパルテ主催) 野々村文宏(美術評論)
堀正人(建築家) 中谷礼仁(建築史家) 岡崎乾二郎(美術家)

同時開催

『たき火など楽会』

  主   催: 過疎を逆手にとる会

日   時: 1998年9月2日(水)19:00-22:00

場   所: 総領町木屋 祇園神社前(ハーブ園)

概   要: 頬っぺたが落ちる程おいしい手づくりベーコンやクレソンスープ、いも、焼栗、いわしの糠料理等他では食べられない料理を用意。

『灰塚ダム公開シンポジウム』

  主   催: 建設省・吉舎町・三良坂町・総領町

日   時: 1998年9月6日(日)13:30-16:30

場   所: 吉舎町中央公民館

概   要: 自然環境、景観、地域社会、これからのダムづくりに求められるキーワードは何か?