Untitled / 無題 |
この一連の画像は、先週の始め(9月中旬)に撮影されたものです。 |
ひどい雨の日で、霧が山を蔽い、ほとんど夜でした。私たち(ヴェロニカ&カルロス)は、ダム建設中のエリア周辺をドライブし、三脚を使わないで、カメラを手に持って、車から撮影していました。 |
私はいつも、このエリア内の何をどのように撮影するか考えていました。道すがら、突然暗く、気味の悪い構築物が現われました。何度も見ていたものでしたが、この日のように見えたことはありませんでした。 |
夢亭に戻ってから、私はテープに映っているものを確認しました。注意深く、進めたり戻したり、あるいはスローモーションで再生しました。そして、探していたものをみつけました。元の画像を映しだし、いくつかのバリエーションをつくり、別のテープに再び録画しました。より不気味で、変幻きわまりないもののイメージを求め続けました。 |
背景となっている考えは単純です。何かが消滅してしまうことについてです。なくなるということが、人々の生活や私たちの世の中に対するイメージをどのように変えるかということです。おそらく作品は昔を懐かしむような、哀しいものになるでしょう。 |