カルロス・ニエト
  1969年 オレンセ生まれ(ビデオ)
  ユーシャイン夢亭 滞在
カルロス・ニエト

Untitled / 無題
 この一連の画像は、先週の始め(9月中旬)に撮影されたものです。
 ひどい雨の日で、霧が山を蔽い、ほとんど夜でした。私たち(ヴェロニカ&カルロス)は、ダム建設中のエリア周辺をドライブし、三脚を使わないで、カメラを手に持って、車から撮影していました。
 私はいつも、このエリア内の何をどのように撮影するか考えていました。道すがら、突然暗く、気味の悪い構築物が現われました。何度も見ていたものでしたが、この日のように見えたことはありませんでした。
 夢亭に戻ってから、私はテープに映っているものを確認しました。注意深く、進めたり戻したり、あるいはスローモーションで再生しました。そして、探していたものをみつけました。元の画像を映しだし、いくつかのバリエーションをつくり、別のテープに再び録画しました。より不気味で、変幻きわまりないもののイメージを求め続けました。
 背景となっている考えは単純です。何かが消滅してしまうことについてです。なくなるということが、人々の生活や私たちの世の中に対するイメージをどのように変えるかということです。おそらく作品は昔を懐かしむような、哀しいものになるでしょう。
15.0KB
18.7KB
20.2KB
20.1KB
20.1KB
 6.0KB

■ 経歴
  1988-1990  バルセロナ中央大学在学
1992-1996  ビゴ大学中退

■ 個展
  1997  "Ciego-al-aspect/Blind-to-aspect"
トリンタギャラリー/サンティアゴ・デ・コンポステラ

■ コレクション
    "Lazaro escamoteado/Juggled Lazarus"
現代美術ガリシアセンター所蔵

■ 受賞歴
  1999  "El gran pachinko/The great pachinko"
ビデオ制作部門第1席
/ Vitoria-Gasteiz Film and video festival
4.8KB

■ グループ展
  1994  sic(第一劇場/ポンテヴェドラ)
1994 2000年へ向けて; 千年紀の転換点に立つガリシアアーティストたち
(ガリシア公会堂、サンティアゴ・デ・コンポステラ)
1995 SIGNS & WONDERS
(現代美術ガリシアセンター/サンティアゴ・デ・コンポステラ)


■   ← →