● 黒目スタジオの現在 |
黒目スタジオは、様々な年代に増築が重ねられて現在の姿になっています。写真にあるように「切妻木造2階建ての校舎」「切妻木造の講堂」「鉄骨片流れ屋根の作業所」「天井高11m の作業所」「職員宿舎」で構成されています。
このうち「職員宿舎」以外の4棟は外観も内部もバラバラな形がそのままくっついている状態です。
現在はこの状態が生み出す変わった空間を活かして、工夫しながら展示を行っています。灰塚アースワークはここを美術センターとして本格的に機能できるように5年越し位の計画で考えようとしています。 |
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● 計画の目的 |
アーティストインレジデンスでは、将来の美術センターにつながるよう現状に若干の手を加えることを考えています。具体的には校舎の一部に開口を開け、内部空間に統一性が生まれるような効果を与えることです。
外側から黒目スタジオを眺めた時にバラバラに見える5つの建物が、中に入って歩き回ることで外の印象とは異なる様々な空間が感じられるようになればと考えています。 |
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