◎ 作品ホームステイとは? |
|
美術作品は美術館で見るだけのものではありません。美術館では、作品は白い壁にかけられ、ひとつひとつの作品をたくさんの人が見るのに適した展示の仕方がされます。でも、美術作品は作品と見る人の一対一の付き合いもできるはずです。それに、ふだん私達が生活している場所に美術作品があれば、作品をもっとじっくりと見ることができるはずです。
作品ホームステイは、美術作品とそんな付き合い方ができる方法を探った結果、生まれた方法です。作品を、個人の家庭やお店、またはみんなが訪ねやすい場所(家の近くの公民館や公共施設)に一定期間預かっていただくことによって、それを預かってくれた方(ホストファミリー)や、その近所の人たちにゆっくりと作品を鑑賞していただくことができます。ホストファミリーになることを御承諾いただいた方には、事前に作品ホームステイに登録されている作品の中から、自分の気になった作品を写真で選んでいただきました。そしてその作品と、約一ヶ月のあいだ一緒に過ごしていただきます。
預かっていただいた方の中には、他の方に預かっている作品を見せてくれる方がいます。みなさんは美術館とは全く違う様々な環境に展示され、預かってくれた方と一対一の付き合いをしている作品を見て、どのような事をお感じになりますか? |
|
|