地灸の作り方
Chapter03:  実 技
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地灸 灰塚アースワークプロジェクト
実制作担当チーフ:小 田 貴 史

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毎年3町の持ち回りで行われていますから毎回違う方法でお灸を作っていますが、いままででとても頼もしく作業に便利だったものです。
● 測  量  機 ・・・ お灸の配置を決めます。作業は刈る前に行うことが多いのですが、棒に色の付いた目印になるものをつけておけばたとえ倒れてもだいたいの場所は判ります。
● 草 刈 り 機 ・・・ これで草を刈ります。根本の方まできれいに刈るようになるにはかなりの技術が必要ですが、これをおろそかにすると歩きにくいわ、燃え移るわで、大変なことになるので時間をかけて行ってください。今までには役場の方、業者さんと一緒に作業を行っています。けがには注意してください。
● ト ラ ク タ ー ・・・ 草刈り機よりも格段に早く草が枯れます人の何倍もの早さで作業が進みます。が、細かなところや段差のあるところなどは草刈り機で行ってください。過去にはパンク、電線切断、オーバーヒート、刃こぼれことがありますので丁寧に扱いましょう。
● ト ラ ッ ク ・・・ 集めた草を運びます。お灸1個に必要な草の量は軽トラで2.5杯、2tトラックでは1杯です。これくらいの量でないと点火からしばらくはモクモクケムリはで続きません。
● 給 水 ポ ン プ ・・・ 草の乾燥を緩めることが出来ます。もちろん発電器も要ります。
● 予備の生の草 ・・・ 点火当日の午前中にもう一度湿り気のある草をのせることでケムリが一段とでます(先に刈って置いて、シートで保護しておくといいです)。
● 道    具 ・・・ 草を集めたり、お灸の形を整えたりするのは自分たちで行います。鍬、軍手、長袖、帽子、長靴など。作業は夏行うので飲み物も用意してください(近くの自動販売機まで遠いことが多いのです)。 

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 約20個のお灸が並ぶ始めての地灸(総領町)  当日は地灸の向こうに見えるダムの橋脚よりも
 高く山を囲みます(総領町)

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 大文字(三良坂)と同時に行われた過去最高量の
 お灸たち、当日は煙のダムが出来上がりました。
 はじめは辺り一面がなにも見えなくなるくらいの
 煙が生まれます(総領町)
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