■ 環境美術館設置の効果 |
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独特の一貫した判断基準により関連制作者や場所を選定することで、このエリアにしか存在しない「作品」を有する。
地元住民のみならず、若手の優秀な作家や建築家の参加は、専門分野での評価を受けやすくし、制作プロセスは地域全体に大小の影響を及ぼす。
また、緩やかな計画に基づき遂行していくことで、次代を担う子どもたちを中心に、芸術文化活動への積極的な係わりをもてるようになり、芸術文化という特色をもった町づくりが可能となる。 |
1. 交流人口の増大 |
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当該エリアにしかない数々の「作品」設置により、観光名所、観光資源が生み出される。これらの観光資源をつくりだすことによって、交流人口の増大をはかることができる。 |
2. 地元地域の再発見 |
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作品が設置されることにより、場所の認識が変化。地元の再評価により広域なエリアでの活性化をはかることが可能となる。 |
3. 芸術文化をいかした町づくり |
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良質の作品を展示することにより、作品を見たり、自ら作ったりといった芸術文化活動の裾野を拡大。各町内外の芸術文化施設や団体とのネットワーク化により、芸術文化の町としてアピールが可能となる。 |
4. ダムエリア周辺での相乗効果 |
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これまでの環境や伝統・慣習に配慮した全く別の観点からの小さな人工物が配置されることにより、人工的な巨大構造物でもあるダムに対し、ダムエリア全体の印象をより複雑で多様にし、たえず少しづつ変わっていく柔軟性を持つことを可能とする。 |
5. 時間をかけた波及効果 |
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今後予想される社会的・環境的な変化に対し、無理なく対応しながら、継続していくことで、様々な業種における産業・事業面での波及効果を期待できる。 |