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アート・ステュディウム2001 in 灰塚
■□ アート・ステュディウム 2001 in 灰塚 - 概要
【日 程】 2001年8月27日(月) 〜 9月9日(日)
【講 師】 岡崎乾二郎 中谷礼仁
小野弘人 長田直之 鈴木満雄 木原進 今田栄
【ゲスト講師】 木田元 子安宣邦 松浦寿夫
【チューター】 石岡良治 豊川斎嚇
【場 所】 ふるさとセンター田総
灰塚アースワークプロジェクト実行委員会が1994年から開催していた短期滞在型ワークショップの「サマーキャンプ」は、昨年度から独立し「アート・ステュディウム」として生まれ変わりました。「アート・ステュディウム」では、より専門性を重視し、美術や建築領域、地域的特性の限界を越えて、包括的な学問を探究し、その実践的技法を受け継ぎ生み出す場所として展開しています。
今年の「アート・ステュディウム2001 in 灰塚」2週間の集中講義・制作演習には、約30名が参加。「家を放つ HOUSEBEYOND」をテーマに、樹上に共同で住宅制作する演習(イエイエ・コース)と、作品制作演習(X-ポジション・コース)を行い、最終日に展覧会を開催しました。
ステュディウムとは…ラテン語で「学問」という意味を持ち、修道院の設けた学問所をさします。アート・ステュディウムは、課題や具体的な事例を設定し、その解法を集中的な知のセッションによって導き出す場所です。

ステュディウム概要

集中講義

イエイエ・コース

X-ポジション・コース
集中講義
■□ 集中講議
まず、岡崎乾二郎の講議「木登りの心得」からスタート。職人が高いところから落ちないコツとは何か?「徒然草」の木の上の居眠りを読みときました。期間中には、木田元さん、子安宣邦さん、松浦寿夫さんなどゲスト講師も招き、建築から哲学まで多才な顔ぶれによる講座が開かれました。毎夜続くディスカッションから、家を規定している考えを解き放ち制作に向かうスタンスを学びとりました。
||| 木田 元さん >>>
「存在の棲み処と根をめぐって」〜ハイデガー『存在と時間』の構築」の読解
||| 子安宣邦さん >>>
「うちとそと 鬼神の産み出される場所」〜多様なテキストから鬼進論の編成を読み解く
||| 松浦寿夫さん >>>
「視覚の住まうところ」〜見えるものと見えないものの戯れの場としての絵画空間をセザンヌ「カード遊びをする人びと」 デュシャン「遺作」を例に分析する
>「諸感覚の交感」「歴史と呼ばれる絵画」ほか(岡崎乾二郎)
>「築道解説」ほか(中谷礼仁)
>「映画のなかでの空間のつながり方」(小野裕人)
>「アドルフ・ロース「装飾と罪悪」をめぐって」(石岡良治)
> 各スライドショウ(長田直之、福井裕司)、「都市はツリーではない」(講師一同)ほか
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