■□ 公開座談会 - シンポジウム概要 |
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【日 程】 |
2001年9月1日(土) 16:00〜 |
【場 所】 |
旧顕徳寺(三良坂町) |
【演 題】 |
御先祖様と御子孫様のあいだで |
【講 師】 |
木田 元(哲学者) 子安宣邦(近世思想家) |
【進 行】 |
岡崎乾二郎(造形作家) 中谷礼仁(建築史家) |
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哲学や近世思想の書物は大変難しい言葉で書いてありますが、哲学者や思想家は、決して日常生活とかけ離れた問題について論じているわけではありません。むしろ、人が生活している上でのいろいろな疑問や、ちょっとしたとまどいなどがなぜ感じられるのか、それをどう捉えていけばいいのかなどが、その思考の出発点になっています。木田氏は、ハイデガーをはじめとするドイツの大哲学者の哲学書を翻訳したり解説する上で、できるだけ難解な用語を使わず、その意味が分かりやすくイメージしやすい言葉に置き換えて紹介してきました。また、子安氏は、儒学や国学といった日本人の伝統に深くしみこんだ学問・思考に新たな光をあて、その可能性ばかりか、かかえた限界をも明解な言葉で語り直しています。 |
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座談会では、哲学や思想史の専門的な話からではなく、「現在」、つまり「御先祖様(過去)と御子孫様(未来)のあいだ」で日々生活をしている私達がもつ迷いや疑問から出発し、それについて講師が、それぞれの専門としている分野での考え方にもとづいた解決法を紹介していく中で、自然に哲学者や思想家の考え方を知る機会になることを目指します。 ⇒
トーク内容 |